フィギュアオタクが家を買ったお話 その⑥

 前回は「理想の間取り」について書きました。今回は設備や細かい仕様について書いていきます。

目次

オプション

 「一条工務店」は標準仕様が充実しているとかなんとか言っていましたが、標準外仕様(=オプション)に200万円ほどかかってしまいました。項目としては40点ほど、数千円のものから数十万円のものまで様々です。この中からいくつか紹介します。

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それなりに絞ったつもりだったのですが…

オリジナルテレビボード

 まずはこちらのオリジナルテレビボードです。36万円もするのですが、家を建てていると金銭感覚がおかしくなっているので10万単位ではもはやなにも感じなくなってしまいます。壁面テレビボードに憧れがあったのですが、肝心のテレビが42型なのでなんだか寂しいです。サイズとしては65型までおけます。ちなみに右下の黒い部分にはウーファーが隠れています。

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65型が欲しいんですが、そもそもテレビを見ないんですよねぇ…

天井埋め込み5.1chスピーカー

 テレビボードに関連して天井埋め込み式の5.1chスピーカーです。サラウンド環境を実現しようとすると、前方に3台、後方に2台のスピーカーを置く必要があります。前方3台は比較的容易ですが、後方の2台となるとスペースもそうですが、配線が厄介です。その点、天井スピーカーは場所も取りませんし、配線も天井裏を通っているのですっきりです。

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せっかくの5.1chなのですが、まだサラウンドを楽しんだことはありません…

LANケーブル変更(CAT5e⇒6A)

 特に指定しなければ宅内のLANケーブルはCAT5eです。CAT5eでも伝送速度が1Gbpsなので現状は問題ありません。しかし、いずれは10Gbpsの回線サービスが登場します。その時に配線し直すのは大変なのであらかじめ10Gbps対応のCAT6Aに変更しました。また、さらに高速化した場合に対応できるように空配管も通しています。

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通信インフラはとても重要です。

パソコン部屋の照明

 2階のパソコン部屋にはライトコントローラを導入しました。これによって5つの照明まで個別に制御できます。また、点灯パターンを4つ登録できるので気分に応じて照明を切り替えることが出来ます。

 普段使っているのはパターン1です。パターン3はフィギュアケースだけを照らすもーどです。

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まぁ、たまに切り替えるくらいですね

電気配線

 パソコン部屋以外の照明については設計士さんにお任せしました。玄関とトイレはセンサースイッチをおススメされたのですが、とても良かったです。仕事帰りや夜トイレに行くときなどに大活躍しています。コンセントについてはあとからつけることが難しいので、これでもかと付けました。「一条工務店」では部屋ごとに標準のコンセント個数が決まっていて、それを超えるとオプション扱いになります。

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コンセントとスイッチの追加だけで18万円もかかりました。(笑)

その他の仕様はすべて「普通」

 いままで挙げたのはほんの一例で、実際の仕様決定は多岐にわたります。

  • 外観(外壁タイルの色、ポーチタイルなど)
  • 窓(シェードの種類など)
  • 外まわり(散水栓の有無など)
  • 玄関(玄関ドア、玄関錠など)
  • 洋室(フローリング・建具色、エアコンなど)
  • キッチン(天板、水栓、IH、食洗機など)
  • ユーティリティ(洗面台など)
  • システムバス(浴槽形状、浴室TV、給湯設備など)
  • トイレ(便器種類、手洗い器の有無など)
  • 玄関ホール(シューズボックス、手すりなど)

 これらのほかに各部屋の壁紙選定があります。壁紙は部屋の雰囲気を一変させるので非常に重要な要素です。私の場合は寝室とトイレ以外は白で統一しました。まさに「普通の家」といった雰囲気です。

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タペストリーを飾るので白の方が都合が良いです。

工事請負契約

 間取りが決まり、設備の仕様も決まったら最終確認を行います。間取りから設備仕様、壁紙にいたるまで、今まで何か月にも渡って決めてきたことを、ひとつずつ塗りつぶしながら確認していきます。これが修正する最後の機会になるのですが、今まで熟考に熟考を重ねてきた私に修正点はありませんでした。

 聞いた話では、打ち合わせでけっこう揉めることがあるようです。私のような独り身が家を建てるときはすべて自分の都合で決めることができますが、家族の場合はそうはいきません、旦那さんには旦那さんの、奥さんには奥さんの、子供には子供の要望があります。それらを上手く折衝して家を形作っていかなければいけないので、さぞかし大変でしょう。中には打ち合わせ最中に喧嘩になることもあるのだとか。

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揉める相手がいないのは良いんだか悪いんだか…

 問題がなければいよいよ本契約(=工事請負契約)です。

 契約書に示された金額は3,000万円弱、土地は既に購入済みなので建物だけの金額です。工事請負代金は3回(着手金、上棟金、最終金)に分けて支払いました。支払うといってもつなぎ融資なので、勝手に支払われるという仕組みです。

 契約書にサインをして契約完了、5か月にも及ぶ家づくりが終わりました。

まとめ

 以上、「設備や細かい仕様」でした。

 本契約後にやらなければならないことはありません、家が完成するまで半年ほどかかりますが、節目に送られてくる報告書に目を通したり、現場に見学に行ったりするだけです。私の場合は新たに大きな家具を買う必要もなかったので、気長に待つだけでした。

 次回は着工から引き渡しまでを書いていきます。

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