前回はフィギュア収集を始めたきっかけとフィギュア環境の変遷を振り返りました。今回は賃貸住宅に感じた限界について書いていきます。
賃貸住宅の限界
1LDKから2LDKに引っ越した当初は非常に快適でした。1LDKの時はLDKに大きなPCデスクがあったので、LDKで寛ぐということが出来なかったのですが、それができるようになりましたし、PCデスクも増やすことが出来ました。あとは広くなって壁面積も増えたので、より多くのタペストリーを飾ることが出来るようになりました。
しかし、慣れてくるにしたがって様々な不満点が出てきます。
- 家の中が寒い(冬)
- 光熱費が高い
- 家賃と駐車場代が高い
- 夜に大声を出せない
- パソコン部屋でフィギュアを見ることが出来ない
フィギュア云々より、現実的な不満点の方が多いです。(笑)
家の中が寒い(冬)
北海道札幌市では、厳冬期にもなると真冬日(1日を通して氷点下の気温)になることは当たり前です。もちろん暖房はありますが、FFストーブがLDKに1つだけでした。また、長い時間を過ごすパソコン部屋は暖房の熱が届きにくい左下の5.5帖だったので、寒さに拍車をかけていました。
特に気になったのが床の冷たさです。構造はRCで2Fの角部屋でした。もともと傷防止のためにタイルカーペットを敷いていましたが多少マシになる程度です。対策として足元にパネルヒーターを置いてしのいでいました。
足元の冷えは嫌ですよね
光熱費が高い
暖房は灯油、給湯とコンロはプロパンガスでした。
本当は都市ガス物件が良かったのですが、なかなか条件に合う物件がありません。そこで給湯とコンロは妥協することにしました。プロパン暖房はガス代がヤバいということが分かっていたので、そこは譲らずに灯油暖房の物件にしました。
それでも冬になれば、灯油代1万円、ガス代1万円、電気代1万円の計3万円の光熱費です。
夏はフィギュアとパソコンのために24時間エアコンを稼働させるので、灯油代がなくなる代わりに電気代が2万円になるので、合計は変わりません。
1/4バニーを買えるお金が毎月の光熱費に消えていたのです…
家賃と駐車場代が高い
これは新築を選んだせいもあるのですが、地下鉄の駅まで徒歩10分の立地で、家賃・管理費・共益費込みで7.2万円でした。とはいっても札幌の家賃相場は低めです。以前住んでいた1LDKは埼玉県の狭山市ですが、狭山駅まで徒歩20分という立地で築2年の1LDKがコミコミで6万円です。それを考えれば非常に良心的にでした。
狭山市が高かったのかな?
ただ、家賃に加えて駐車場代が1万円かかるので計8.2万円です。
そこに、先ほどの光熱費を加えると合計で11.2万円になります。
夜に大声を出せない
賃貸で暮らすゲーマーにとって切実な問題です。さすがに社会人ともなると徹夜でゲームをすることはなくなりますが、午前0時を回ることは珍しくありません。そんな時間帯にVCを使いながらゲームをやっていると、発生するのが騒音問題です。
その点も考慮してRC住宅にしたのですが、心当たりのあるタイミングで騒音の注意喚起を促す管理会社からのチラシが何回か投函されていました。そもそも、2LDKの賃貸に住む隣人に独身などいません、いずれも子連れのファミリーです。もはや生活リズムから違います。
ムフフなDVDもヘッドフォンを使用せざるを得ませんでした…
パソコン部屋でフィギュアを見ることが出来ない
ようやくフィギュアに関連する不満点です。
これは大きなパソコンデスクに起因するものなのですが、一度でもマルチモニタを味わってしまうと、画面を減らすということがなかなかできません。マルチモニタには大きなデスクが必要になるので、どうしても専有面積が大きくなります。
一般的な賃貸住宅では1部屋の大きさが6帖前後のものがほとんどだと思います。この中で快適なパソコン環境を実現しようとすると、1部屋を使い切る必要があります。
使い切る必要があるんです!
実際に住んでいた時の環境が上記になりますが、これではパソコン部屋にフィギュアケースを置けないので、寝室に置いていました。すると、フィギュアを眺める時間が極端に減るわけです。我々は基本的にパソコンの前から動かないわけですから、就寝時と起床時にしかフィギュアを見ることが出来なくなります。せっかくコレクションしたフィギュアを眺めることが出来ないのはとても悲しいことです。そいういった意味でこれは大きな問題でした。
我々とは…!?
よし、家を買おう
部屋が狭いのであれば、より広い部屋に引っ越すという手段がありますが、もちろん家賃が上がります。築年数の古いものであれば安い物件がありますが、より寒そうですし、さらに騒音にも気を付けなければならなくなりそうです。戸建ての賃貸も考えましたが、家賃と通勤時間との折り合いがつきませんでした。また、既存の住宅ではそもそもパソコンデスクとフィギュアケースを置ける大きな部屋はLDKくらいしかありません。となると「もはや家を建てるしかないのでは」という結論にたどり着きました。
しかし、すぐに「よし、家を買おう」とはなりませんでした。さすがにフィギュアを衝動買いするようにはいきません。まずは情報収集からと「戸建て住宅」について調べ始めます。折しも時は大金融緩和時代、こうして運命が動き出しました。
もともと「持ち家」には興味がありました。
まとめ
以上、賃貸住宅の限界でした。
賃貸住宅に感じた限界がそのまま「家を買う」ことを目指した原点です。文章にするとあっという間ですが、埼玉と北海道、2件の賃貸に合わせて6年ほど住んだうえでの判断になります。
今回はここまでです。
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