フィギュアオタクが家を買ったお話 その⑦

 前回は「設備や細かい仕様」の決定について書きました。今回は着工から引き渡しまでを書いていきます。

目次

着工

 予定通り契約から3ヵ月ほどで着工となりました。

基礎工事

 まずは基礎工事です。我が家の地盤は良好だったので杭基礎ではなくベタ基礎が採用されました。着工前の地縄が張られたころに現場に行きましたが、今まで図面で眺めていた間取りがロープでしっかりと再現されていました。土地の一画にロープが張られているたけなので、小さい家だなという印象を受けたのを覚えています。

 基礎工事は1か月ほどで完了し、各工程ごとの写真がまとめられた報告書が送られてきました。鉄筋径や配筋間隔、補強筋、配筋受けのスペーサーも設計通りで問題なさそうです。コンクリートは年に0.5mmほど中性化していきます。そのため鉄筋までのかぶり厚が薄いと早い年数で鉄筋が錆びて膨張し、強度が低下してしまいます。

土台据え・上棟

 基礎工事の次は土台据えと上棟です。作った基礎の上に土台を据えアンカーボルトでしっかり固定します。

 「一条工務店」の上棟はあっという間です。工場で製作された外壁を組み上げるだけなので、土台が据えられた状態からわずか2日で屋根まで付きました。天候にも恵まれ最高の上棟でした。

 2階寝室の様子です。間柱はありますが壁がないので、電気配線や通気管がむき出しになっています。間柱の間にある中途半端な大きさの板はオプションの補強板です。通常であれば間柱に石膏ボードを張っておしまいですが、壁掛けのテレビを設置するために補強を入れました。

 1階と2階で木材の色が違うのは、防腐・防蟻処理があるかどうかです。建築基準法では地面から1mまで行えば良いのですが、「一条工務店」では床下と1階の構造材のほぼすべて、1階の断熱材、破風板に施されています。

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上棟後はしっかりと見に行きました。

大工工事完了

 上棟から1か月ほど経ち、外は雪景色です。ようやく大工工事のほとんどが完了しました。床には床暖房のパネルが敷き詰められ、壁には石膏ボードが張られています。ここまでくるとちゃんとした部屋です。

内装工事

 引っ越しの準備で忙しかったというのもありますが、家の様子はだいたい分かったので、内装工事は見に行きませんでした。床にフローリングを敷いて、壁や天井に壁紙を貼っていきます。それから照明器具などの電気設備を据え付けたようです。

引き渡し

 内装工事から約2カ月、着工からは約6か月で竣工となりました。冬本番の2月にいよいよ引き渡しの日を迎えます。

 引き渡し当日は、あらためて図面通りに出来ているか、破損や汚損などはないかをじっくりチェックして、問題がなければ引き渡しです。内装工事が終わると当たり前ですが家になっていました。「マイホームデザイナー」で何度も歩き回った「理想の家」がそこにはありました。

 しかし、まだ終わりではありません。

 本当はゆっくり写真を撮りたかったのですが、1週間後に控えた引っ越しのために、早急にタイルカーペットを敷く必要がありました。タイルカーペットは設置に手間がかかりますが、かなりおススメです。フローリングに傷がつきませんし、肌触りもよく、ズレることもありません。

QP

テトリスのような模様になっているのは発注枚数を間違えたからです。(笑)

まとめ

 以上、「着工から引き渡し」でした。

 希望すれば建築中の建物内部も見学することが可能です。私は上棟後、大工工事完了後の2回見学に行きました。その他にも様子を見に行ったりすることがあったので、なんだかんだ6回くらいは現場に行っているかもしれません。

 次回はフィギュアオタクにとっての関門である「引っ越し」です。

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