フィギュア撮影環境(2023年版)

 今回はフィギュア撮影環境の紹介をしていきます。10年前は以下の通りでした。

 この頃は専用の部屋がなかったので、撮影のたびに機材を設置して終われば片づけける必要がありました。やり始めるとさほど時間はかからないのですが、いつしか億劫になり撮影することもなくなってしまいました。

 今回はその反省を生かして「時短」をテーマにした常設の撮影部屋を用意しました。おかげで快適な撮影ライフを送っています。

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人間みなものぐさ太郎ですからね

目次

全体

 全体のセッティングはこのようになっています。部屋は正方形の4.5帖で、部屋の角に撮影台を設けています。ライトは3灯使用しており、いずれもソフトボックスを使用しています。我が家は遮光カーテンではないので、外の光が入らないように段ボールで窓をふさいでいます。常設にしたことで準備と片づけににかかる時間をなくしました。

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30分は時短になっていると思います。

カメラ

 カメラはSonyの「α7 IV ILCE-7M4」です。以前はニコンのD5100でした。新しいカメラを買うのであればミラーレス、ミラーレスといえばSonyだろうと決めつけて、ニコンとCanonに目もくれず決めちゃいました。

 センサーはAPS-Cでも十分なのですが、一度フルサイズを使ってみたかったという理由でフルサイズにしました。

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その判断が正しかったのかは分かりませんが、とても満足しています。

 レンズはシグマの「105mm F2.8 DG DN MACRO」を使っています。1/4フィギュアの全体を撮影するには部屋の対角まで下がる必要がありますが、その分寄った時に照明を遮らないので良いです。以前はタムロンの「SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model272EN II)」でした。

 基本的にテザー撮影です。カメラのモニターだとどうしても見ずらいのでノートパソコン「HP Pavilion Aero Laptop13-be1000」に繋いで都度確認しています。RAWデータはネットワークドライブに保存しているので、撮影が終わったらすぐにデスクトップパソコンで編集ができるようにしています。

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SDカードを引っこ抜いて、カードリーダにさして、データ転送をしてという手間はありません。

 ちなみに撮影の設定は下記のとおりです。ISOを最低で撮るために三脚に載せて撮影しています。そのため、シャッタースピードは遅くなります。フォーカスは基本的にAFですが、全体写真を撮るときはMFにしています。

  • シャッタースピード:1/10~1/20
  • 絞り:F8~F11
  • ISO:50(固定)
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最近は手持ち撮影もしたいなと思っています。

照明

 照明については、カットごとに変えると大変な労力がかかるので、フラットにしています。

 使っているのライトはAputureの「Amaran 200x」です。フィギュア撮影にこれほど高出力な照明は不要かも知れませんが、別の用途で使っていたものを流用しています。3灯ともこのライトです。

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大は小をかねますから(笑)

 ソフトボックスはSmallRigの「RA-D55」です。もともとLAOFASの「D90B 90CM」でしたが、フィギュア撮影には大きすぎましたので買い換えました。サイド2灯に使っています。

 ライトスタンドはNEEWERの「2m ステンレススチール ライトスタンド」です。

 トップライトのソフトボックスはGODOXの「CS-85D」です。

 ライトスタンドはLAOFAS の「Cスタンド」です。

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3灯を100%点灯させるとめちゃ明るいです。

背景紙と小物

 背景紙は特種東海製紙の「レザック66」です。脚立を壁に立てかけてそこから垂らしています。撮影台はホームセンターで買った折り畳みテーブルです。通常の高さのある机だと中腰の姿勢で腰がつらいので、床に座って撮影するスタイルです。

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みなさんも腰は大切にしてくださいね…

 背景紙はすぐに取り出せるように物干し竿にかけています。巻き癖がつかないので良いのですが、かなり邪魔です。ちなみにハンガーはIKEAの「BUMERANG」です。10年前に買いましたが、まだ現行品だったので買い足そうかと思っています。挟むところがフェルトで接触面積も広いので、背景紙をつるにはもってこいです。値段も1個99円です。

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首振りもできますし、一度も背景紙が落ちたことがないのでおすすめです。

 今までは色調整を好きなようにやっていましたが、最近はCalibriteの「COLORCHECKER PASSPORT PHOTO 2」を使っています。定番商品らしいのでコレにしました。「レザック66」はカラフルなので基準となる正しい色に自動で調整できるのは非常に便利でした。

撮影後のレタッチ

3画面マルチモニタ
3画面マルチモニタ

 画像編集については別室のデスクトップパソコンで行っています。ネットワークドライブに保存したデータをAdobeの「Photoshop Lightroom Classic」で現像しています。モザイク処理が必要な時だけ「Photoshop」を使っています。

 レタッチは露出調整をメインにして、色はあまり触らないようにしています。

 このように発色を鮮やかにする程度です。

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補正前と後を見比べるのって楽しいんですよ♪

まとめ

 ということで、2023年版の撮影環境でした。10年前と比べるとまったくの別物になっています。

 今回のテーマは「時短」だったので、専用の部屋を用意していずれの機材も常設です。

 持っている全てのフィギュアを撮影することを目標にやっているので、撮影とレタッチに1時間、ブログを書くのに1時間と時間を決めて取り組んでいます。趣味なのに時間を決めるのはおかしいのかも知れませんが、拘り始めると切りがないのでそうしています。撮影したフィギュアは216体あるうちの16体なので、まだまだ先は長いです。

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毎日投稿すれば200日で終わるけど、そうはいかないなぁ…

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