特種東海製紙ファンシーペーパー「レザック66」レビュー

特種東海製紙ファンシーペーパー「レザック66」レビュー

 今回はフィギュア撮影の背景紙として、新たに購入したファンシーペーパー「レザック66」について書いていきます。

商品名レザック66
区分ファンシーペーパー
質感・特徴エンボス
サイズ四六判Y目(1091×788mm)、菊判Y目(939×636mm)
連量四六判Y目(1091×788mm)=100kg、130kg、175kg、215kg、260kg
連量菊判Y目(939×636mm)=90kg、121.5kg
カラーバリエーション四六判Y目(1091×788mm)=全50色、菊判Y目(939×636mm)=全50色
メーカー特種東海製紙
発売日1966年
製品仕様

 商品名にある「レザック」とはレザーライクという意味の合成語で、「66」は1966年発売を表しています。紙業界にはまったく詳しくないのですが、半世紀以上も売れ続けているファンシーペーパー界のレジェンドらしいです。写真撮影の背景紙として開発されたわけではなく、本来は商品の包装や冊子の表紙、封筒などで使用するものだそうです。

QP

儲かってそうですねぇ♪

目次

今まで使用していた背景

 今まで使用してきた背景紙は下記のとおりです。

  • グラデーションペーパー
  • サテン生地
  • ケント紙

グラデーションペーパー

 フィギュア撮影をはじめた頃に買ったのがグラデーションペーパーでした。背景紙といえばコレというイメージだったので購入しましたが、結構高かった記憶があります。品質は問題ありませんでしたが、購入したサイズ小さく1/4フィギュアには使えないので今は使っていません。

グラデーションペーパーで撮影したフィギュア
グラデーションペーパーで撮影したフィギュア
QP

これぞ背景ですが、なんだか時代を感じます。

サテン生地

 グラデーションペーパーの次に購入したのがサテン生地でした。光沢のある生地に光が反射して、紙には出せない雰囲気を作ることができます。価格は安いのですが設置に時間がかかるのと保管が大変でした。結局、その手間を惜しんで使わなくなりました。(フィギュア撮影もやめてしまいました)

サテン生地で撮影したフィギュア
サテン生地で撮影したフィギュア
QP

折り目が付くんですよね、アイロンが面倒です。

ケント紙

 最近ブログを更新するようになって購入したのがケント紙でした。設置に手間がかかると、そもそも撮影自体をしなくなってしまうので、手間がかからない紙に戻しました。

 ケント紙は画材として用いられる表面が滑らかな紙です。購入したのは背景紙として売られているサンテックのもので、サイズは四六判(1091×788mm)、そこそこ厚みのあるものでした。価格は5枚セットで2,000円、色むらもなく良いものでしたが、同社の商品ではブラック、ホワイト、グレーしかなかったので、あまり代り映えしません。

 カラーケント紙を追加で購入することも考えましたが、四六判で厚手のケント紙を扱っているところが見つからなかったので断念しました。

ケント紙で撮影したフィギュア
ケント紙で撮影したフィギュア
QP

背景が代り映えしないので、撮ってて飽きてくるんですよね。

今回購入した「レザック66」

 ケント紙だけでは背景が代り映えしないので、何か良いものはないかと探していると「レザック66」が目に留まりました。カラーバリエーションが全50色と豊富で、サイズも四六判(1091×788mm)で、厚さも260kgまであります。価格も手ごろで1枚(500~700円程度)でした。それに、フィギュア撮影界隈でも昔からよく使われていたようで実績もあります。

QP

当初から知っていれば苦労はしなかったのに…

 ということで「レザック66」を購入することに決定、近所に画材を打っているようなお店もないので、通販で購入することにしました。

 今回は全50色から48色厳選して購入しました。しかし、1色だけ2重に発注してしまったので、実質は47色です。どの色を2枚買ってしまったのかは下の画像から探してみてください。今になって、中途半端なことはせずに50色買ってしまえばよかったなと後悔しています。(笑)

QP

厳選とは?

特種東海製紙の「レザック66」

試し撮り(全47色)

 早速撮影してみました。ライトの位置は固定で色温度も統一しています。

QP

けっこう大変でした!

※購入していない色は「たまご」「クリーム」「アーモンド」の3色です。

まとめ

 現物を初めて見ましたが非常に良いです。まさにレザーライクな模様が良い味を出してくれています。重たい色は被るので使いずらいかなという印象ではありますが、そういった表現も今後は勉強していこうかと思います。

 また、今使っているケント紙よりも分厚いので、耐久性は高そうです。撮影中はどうしても機材が背景紙に触れてしまうためその積み重ねで皺や折れ目が出来てしまいます。特にケント紙はフラットな紙なのでそれが目立っていました。値段はケント紙よりも高価ですが、耐久性を考えれば「レザック66」の方がお得かもしれません。

 これだけのカラーバリエーションがあればあらゆるフィギュアに対応できそうです。問題はこれだけの枚数を収納する場所なのですが、これまた簡単に取り出せる位置に置いておかないと、またしても使わなくなるという事態になりかねません。あまり保管場所を考えずに購入してしまったので、これから対策を考えます。(笑)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次