こんばんはQPです。
今回は最新のPC環境を紹介していきます。今までのPC環境は長いこと8画面でした。
ただ、この8画面のマルチモニタ環境には重大な欠点が1つありました。それは
上部のモニタを長時間見ていると首が痛くなることです。
前回環境では24インチのモニタをピボット機能を使って縦にし5枚並べていました。この状態では上部のモニタ3つはどうしても設置位置が高くなってしまいます。それを座りながら見るということは、ほぼ見上げるに近い体勢になります。その状態を長時間維持することはまず無理です。
肩が凝ってどうしようもないんです。
では上部3つのモニタをなくせばいいのではないかと思うかもしれませんが、縦のモニタだけというのも非常に使い勝手が悪いです。このモニタの解像度は1,920×1,200(16:10)なので、縦で使用した場合は幅が1,200しかありません。表示できる情報が少ないのでイマイチでした。(PCを使っているのにスマホの画面を見ているような感覚です。)
モニタを縦で使用することを考える場合はあくまでサブ画面とした方がいいでしょう、正直なところ前回の8画面環境の出番はあまりなく、2画面のゲーム用PCを使う場合ほとんどでした。(8画面PCは解像度が大きすぎてゲームにも向かない。)
壁紙の配置は完璧なんだけどね…
今回はその反省も踏まえてPC環境を構築していきました。
理想のマルチモニタ環境を構築しよう
今までのマルチモニタ環境の改善点を改めて挙げると、以下の2点です。どちらもモニタを縦配置にしたために起きてしまったことでした。
- 上部モニタの位置が高すぎて首が痛くなる。
- ゲームがプレイできない。
なので、新たに構築する環境では縦配置をやめました。
縦配置をやめるとなると今までのモニタのすべてを設置することはできないため、枚数を減らす必要があります。今まで使用していたモニタは下記の3種類でした。
- DELL U2412M×5 (24インチ)
- DELL U2414H×2 (24インチ)
- MITSUBISHI RDT273WXBK (27インチ)
この中でU2412Mについては処分することにしました。マルチモニタを構築する上では枠が太いのと、ゲーム用途を考慮すると、リフレッシュレートが60Hzで低いためです。
一方で、U2414H×2とRDT273WXBKについては同様に上部モニタとして流用することにしました。
三菱のモニタ好きだったんだけどなぁ
3つの上部モニタを流用することを決めたので、マルチモニタ環境は自然と6画面になりました。上部モニタが3つで正面のモニタが1つや2つではおかしいですし、4つはPCデスクに載りません。
そこで、新しいモニタを3つ購入することにしました。
購入するモニタの選定
選定にあたって、まずはモニタの大きさと解像度を決める必要があります。
モニタの大きさ
PCモニタの大きさは7インチの小さいものから100インチの大きいものまでさまざまですが、一般的なサイズは21~27インチで、特に人気があるサイズは24~27インチです。価格も手ごろなのでこのサイズの中から選ぶと間違いありません。
これらのモニタの幅はおおよそ500mm~600mmです。
2画面のマルチモニタ環境を構築するには幅1,000~1,200mm程度のPCデスクがあれば設置できますし、3画面の場合は1,500~1,800mm程度のPCデスクが必要です。奥行きは700mm~900mmは欲しいところです。
PCデスクのサイズが決まっているのであればそこからモニタの大きさを決める必要があります。
何をやるかにもよりますが、ゲームやブラウジング程度であれば2画面あれば全く問題ありません。
6画面の価値とは如何に…
ちなみに、私のPCデスクは2,400mm×900mmという巨大なデスクなので、その気になれば32インチの3画面でも置けますが、そこまで大きくなるとかえって視線移動の幅が広くて疲れます。やはり、マルチモニタ環境に適切なのは24~27インチですね。
モニタの解像度
PCモニタはまだまだFHD(1,920×1,080)が主流ですが、最近ではWQHD(2,560×1,440)や4K(3,840×2,160)といった高解像度のモニタも数多くあります。解像度が高ければ高いほど高精細で綺麗になりますが、その反面、ゲームをプレイする場合はGPUの要求スペックが上がります。もちろん、モニタの価格も高解像度であれば高価です。
現状、FHD、WUXGA(1,920×1,200)、WQHD、4Kを使っていますが、27インチ程度であればWQHDがちょうどいいです。
- FHD:~24インチがおすすめ
- WQHD:24~27インチがおすすめ
- 4K:32インチ~がおすすめ
その経験から、今回もWQHDにしようと思いましたが、流用する3つの上部モニタはいずれもFHDです。そこに解像度の異なるWQHDモニタを設置すると下記のようになります。
上記の例ではWUXGAとWQHD、4Kが混在していますが、どう見ても不自然ですよね。
この環境では実際のモニタのサイズも違う(WUXGAが24インチとWQHDが27インチ、4Kが49インチ)ため、視覚的な祖語は生じませんが、これがすべて24インチだとかなりの違和感になります。
新しい環境では24インチと27インチでモニタのサイズも近く、かなりの違和感があると考えてWQHDはあきらめることにしました。
違和感もすぐになれるんだけどね…
その他の仕様
モニタの大きさと解像度が決まれば、そのほかの仕様については私の場合決まっています。
液晶か有機ELか
現状はまだ液晶です。お金が無限にある人は有機ELでいいかもしれませんが、24~27インチの商品はないようです。
テレビもまだ液晶だしね…
パネルの種類
モニタのパネルは液晶モニタであれば下記の3種類が主流です。
- TNパネル
- VAパネル
- IPSパネル
それぞれの違いは主に視野角です。正面から見るのであればTNパネルで良いかもしれませんが、マルチモニタ環境では正面から見れるとは限りません。最近ではIPSも安いので、IPSパネルでOKです。
昔はIPSが高かったなぁ
表面処理
モニタの表面処理は下記の3種類です。
- ノングレア(非光沢)
- ハーフグレア(半光沢)
- グレア(光沢)
長時間使用であればノングレアです。映画鑑賞などはグレアが良いといわれていますが、暗転した時におじさんと顔を合わせる恐怖を味わうことになります。
ホラーかな、恐ろしや…
リフレッシュレート
リフレッシュレートとは、1秒間に画面を書き換える回数のことです。早ければ早いほどスムーズになり残像感がなくなります。主流は60Hzですがゲーム向けのモデルは120Hz以上が目安です。
GPU負荷を考えると120or144Hzがベストです。
オンラインゲームをプレイしないのであれば、60Hzで全く問題ありません。
スポーツ系FPSに高フレッシュレートは必須なのです。
ピボット機能
ピボット機能とはモニタを縦に回転させる機能です。
先ほどはモニタを縦で使用することはやめた方がいいと書きましたが、それは変わりません。
では何かというと、この機能があるモニタはスタンドが頑丈にできています。
スタンドがちゃっちぃモニタはPCデスクが少し揺れただけで首振り人形のように画面揺れてしまいます。
がっちりとしたスタンドは作業に没頭するためには必須なのです。
購入候補に挙がったモニタたち
これまでに挙げた条件で絞っていくと以下の3種類に絞られました。
- ViewSonic:XG2705
- ASUS:TUF Gaming VG279QR
- IODATA:GigaCrysta LCD-GC272HXDB
値段で考えれば「XG2705」ですが、ViewSonicという購入したことのないメーカーです。一方、ASUSとIODATAはそれぞれモニタを持っていますが、「TUF Gaming VG279QR」は4,000円ほど、「GigaCrysta LCD-GC272HXDB」は9,000円ほど高いです。
今回3枚購入するので、それなりの価格差になります。
ASUSは12,000円、IODATAは27,000円も高くなる…
今持っているASUSのモニタのスタンドは堅牢ですし、6年ほど使用していても不具合はありません。また、IODATAのモニタも3年ほど使用していて同じく不具合なし、しかも「GigaCrysta」は三菱製モニタに搭載されていたギガクリア・エンジンの系譜を感じる素晴らしいネーミングです。
悩むねぇ…
購入したのはViewSonicのXG2705
決め手はやはり値段でした。1~3万円はやはり大きな差です。
それに、ViewSonicは昔から安くて気になっていたので、ちょうどいい機会でした。まだ使い始めて2か月ですが、今のところは問題なく使用できています。
今回のマルチモニタ環境の更新ついでにPCの更新もしたので、浮いたモニタ代は他のPCパーツに消えていきました。
お金が貯まらないねぇ…
現状のマルチモニタ環境は下記のようになっています。
下部の3枚が今回購入したViewSonicの「XG2705」です。新しいだけあってベゼルも細く、三菱の「RDT273WXBK」が非常に太く見えます。(実際3倍くらい太いです)
本当はPC環境の詳細を書こうと思っていたのですが、モニタの選定について長々書いてしまったので、また次回にします。
以上、不定期更新でした。
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